【シカゴ=本間普喜】ヤンキースは6日、敵地USセルラー・フィールドでホワイトソックスと対戦し、5-1で勝った。松井秀喜外野手は「6番・左翼」で先発出場し、2打数無安打1四球1打点。井口資仁内野手は「2番・二塁」で先発出場し、4打数1安打だった。一時は泥沼にはまるかに見えたヤンキースだが、ズルズルといかないのは、やはり底力があるからか。9日にはクレメンスも復帰し、駒もそろう。ヤンキースの「6月反攻」が見ものとなりそうだ。
ア・リーグ東地区首位を独走するレッドソックスから大きく離され、すでに地区連覇は絶望的ともいわれるヤンキース。しかし、その闘志は依然として衰えていない。
「もちろん、ぼく自身も、チームのみんなも決してあきらめてはいませんよ。確かにゲーム差は大きいですけど、まだ先は長い。1試合ずつ集中して、いい試合を続けていくだけです」
そう松井が強調する通り、借金生活にもかかわらず、チームに沈滞ムードはない。まだまだ圧倒的強さは見られないが、粘り強さも随所に見られるようになってきた。
6月に入ってからは、4勝2敗。この日は、3回にデーモンのタイムリー、Aロッドの2点タイムリー、松井のセンターへの犠飛で一挙に4点を奪い、試合の流れをつかんだ。投げても王建民が危なげないピッチングで5安打1失点に抑え、完投で今季5勝目を挙げた。
松井の連続試合安打は「8」で止まったが、2日続けて打点をマーク。
「(犠飛は)ボール気味でしたけど、2ストライク目も同じところだったんで、振らざるを得なかった。結果的に犠牲フライになってよかったです。よくあそこまで飛んでくれたと思います。今日はチェンミン(王)がすばらしかったんで、落ち着いた戦いぶりでしたね。攻撃にもいい影響が出たんじゃないですか。やっぱり先発投手が昨日、今日とすばらしいんで、いい感じですね」と松井。
さらに、ヤンキースにとって、明るい材料となりそうなのが、ロケットこと、ロジャー・クレメンスの合流だ。当初は4日に先発する予定だったが、右足付け根の違和感を訴えて登板を回避。この日はフロリダ州タンパの球団施設で打撃練習に登板し、55球を投げ込んだ。9日のパイレーツ戦の先発に照準を合わせている。
クレメンスは球団を通じ「きょうはいつもより強めに投げた。すべてが順調だ。あしたは軽めに体を動かして、(試合で)投げる準備が整うはず」との声明を出した。
松井はクレメンスの復帰について、「どんなにすばらしいピッチャーでも基本的には5日に1回しか投げないわけですが、それでも、それ以外のいい影響をいっぱい及ぼしてくれると思いますよ」と話す。
通算348勝を挙げ、サイヤング賞を7度獲得した伝説的な大投手…。そのクレメンスがチームに加わることで、戦力面の充実とともに、チームの精神的な支柱になることは間違いないだろう。
まだまだ厳しい戦いの続くヤンキースだが、このままで終わるわけにはいかない。今後の巻き返しに大いに期待したいところだ。
◆松井の全打席◆
2回 四球
3回 中犠飛(点1)
6回 左飛
8回 二ゴロ
【公式戦通算】
打率.283
本塁打5 打点27
◆井口の全打席◆
1回 遊ゴロ
4回 空振り三振
6回 中安打
9回 右飛
【公式戦通算】
打率.249
本塁打2 打点14
ZAKZAK 2007/06/07
どんな大物だってプレッシャーは感じるでしょうねぇ・・・
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